評価解析技術の開発について

概要

埼玉県では、企業が開発したナノカーボン関係の素材・製品の試作品などを評価解析できるよう、埼玉県産業技術総合センターに試験設備を整備しました。

試験設備

・ナノ材料試験室
ナノカーボンを取り扱うに当たり、取扱い作業現場におけるばく露防止の対策室です。
外部から隔離された特別な作業環境を提供します。

・万能材料試験機器
樹脂やゴムなどにナノカーボンを配合した開発材料の引張強度、引張破断伸び、
曲げ強度、圧縮強度等の機械的強度を評価します。ロードセルは5kNと100Nです。

・粘弾性測定機器
塗料、樹脂、ゴムなどにナノカーボンを配合した開発材料の粘弾性を評価します。
母材中におけるナノカーボンの分散状態やナノカーボン配合による機械特性の変化などを評価できます。

・導電率試験機器
樹脂やゴムなどにナノカーボンを配合した開発材料の導電率を測定します。

・ナノ粒子解析装置
液体中のナノカーボンの分散が開発材料の機能に大きく影響します。
この装置で、ナノカーボンの粒度分布等を評価することができます。

・グローブボックス
ナノカーボンをゴムや樹脂へ混練する際、発生するナノ粒子の粉じんが作業室に流出するのを防ぎます。

・安全キャビネット
粉状ナノカーボン試料の計量や混合・分散作業等を行う際に発生するナノカーボンを含む粉じんが作業者の身体、衣服等に付着するのを防ぎます。

お問い合わせ

埼玉県産業労働部産業支援課 先端産業担当
電話
048-830-3737
FAX
048-830-4813
mail
a3770-08@pref.saitama.lg.jp